韓国政府が15日に加盟推進を公式宣言した環太平洋経済連携協定(TPP)について、キム・サムジュ全国韓牛協会長が「日本の和牛が輸入されれば韓牛農家が直撃弾を受ける」と述べた。

キム会長は韓国日刊紙・国民日報のインタビューで「日本と韓国の食文化は似ているため、互いに競争するしかない」とし「香港に輸出される韓牛と和牛の価格を比較すると和牛が安い。韓国に無関税輸入される場合、農家が被害を受けるとみる理由」と説明した。

キム会長は「年初から今月まで飼料の価格が35−40%上がり、下半期には少なくとも追加で25%上がるという話がある。すでに牛1頭を売ると300万ウォン(約31万円)の赤字が出る」とし「50頭未満を飼育する小さな農家が80%にのぼり、自国産業保護政策など対策の準備が必要だ」と主張した。


中央日報日本語版 2022.04.19 12:03
https://japanese.joins.com/JArticle/290113