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▲ウクライナ外交部公式Twitterキャプチャ

ウクライナ政府が自国を支援した国家を紹介する映像に我が国や日本などが含まれず、名簿から除外された国家からウクライナ支援を止めろ、という声があがっている。

日本のフジニュースネットワーク(FNN)によれば25日(現地時間)、ウクライナ外交部の公式ツイッターにアップされた映像に「難しい時期に支援してくれたパートナーに心より感謝しています」という文面とウクライナを支援した31カ国の名簿が紹介された。

該当映像にはウクライナの軍服を着た女性が廃虚になった建物で植木鉢に水を与えた後、砲弾で崩れ落ちた壁外部を眺める姿が映っている。映像を再生する間、右側にそれらの国の名簿が字幕形式で一つずつ上がる。この名簿にはオーストラリア、米国、カナダ、ドイツ、ポーランド、フランス、トルコ、エジプトなどが含まれた。

ウクライナに人道的支援をしてきた我が国や日本、台湾などアジア諸国は名簿から抜けた。ウクライナ外交部ツイッターにはアジア諸国の名簿除外に抗議する利用者のコメントが続いた。

映像が拡散するとすぐに特に日本でオンライン コミュニティを中心に論議が大きくなった。前日、ウクライナ政府が公式SNSにあげたロシア批判映像にファシズムを象徴する人物としてヒットラー、ムッソリーニとともにヒロヒト日王の写真を上げて日本側の抗議を受けて削除したことと合わせてウクライナ支援に対する世論も悪化している。

日本ネチズンは怒りの文を吐き出している。日本コミュニティ‘5ch’には「これまでの支援が無駄になった」と失望感を見せる文が多数書き込まれ、「日本にいるウクライナ人は故国に帰れ」という要求も激しかった。「ウクライナに送った税金がもったいない」「アジア人に助けられたと考えたくなかったんだろう」という非難も続いた。

これまで日本はロシアのウクライナ侵攻と関連し、米国など西側と連帯してウクライナ政権を支持してきた。対ロシア制裁に積極的に参加する一方、ウクライナに非殺傷軍事装備も支援している。先月には1億ドル(約1250億ウォン)規模の人道的支援方針を明らかにしたのに続き、保健、医療、食品などの分野に1億ドルを追加支援すると発表した。国境を開いてウクライナ難民数百人を異例に受け入れた。

日本政界も事態に注目している。自民党の佐藤正久、外交部会会長はSNSに「ウクライナ外務省映像の支援国名簿から日本が除外されたことに対して党内で問題提起があった。現地大使観を通じてウクライナ外務省に(名簿追加を)申し込んだ」と明らかにした。

一部ではウクライナが武器提供など軍事的支援をした国家の名簿だけアップしたという解釈が説得力を持っているがウクライナ政府はこれに対して公式立場を出していない。

国内ネチズンも我が国が名簿から抜けたことに対してオンライン空間で甲論乙駁を行っているが、怒りと失望感を吐露する日本側の反応とは全く違う雰囲気が感じられる。「武器支援だけが支援ではない」とウクライナ側に抗議する書き込みも少なくないが、一部のネチズンは「むしろ公式名簿から除外された方が良い。ロシアと外交摩擦を避けられるから」と書いた。

キム・ソンフン記者

[出処] -国民日報(韓国語)“ウクライ手お辞儀をしなければ”…支援国名簿で陥った日、反発高調
[原本リンク] - https://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0017015473&;code=61131111&sid1=int