松野博一官房長官は9日の記者会見で、中国海警局の船2隻が同日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入したことを「国際法違反だ」と批判し、外交ルートを通じて抗議したと明かした。

松野氏によると、中国船は航行中の日本漁船1隻に近づこうとする動きを見せた。現在も領海内にとどまっており、日本漁船に近づかせないよう海上保安庁の巡視船を配備しているという。

松野氏は「まことに遺憾であり受け入れられない。緊張感を持って尖閣周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然(きぜん)と対応していく」と強調した。

産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/487f853768425acc3dd485c44639a8b76d3fa192