>韓国でキムが文献上で初めて登場した最初の史料は、1281年高麗忠烈王の時、一然僧侶が編纂した「三国遺事」に新羅時代から「キム」を食べたと伝えられている。

三国時代起源説
俗説では三国時代が起源とされるが誤りで、出典とされる「三國遺事」にあるのは延烏という男が、海の「藻」を採取する描写のみである。


併合期に日本から来た「海苔巻き」が根付き、酢ではなくごま油を、キムチなどを具材とするなど現地化が進んだ。キムパプの名前の名前は1935年の新聞に最初に登場したとされる。
日本語式に韓国でも「ノリマキ」と呼ばれていたが、1948年に韓国政府の国語醇化政策により「김밥(キムパプ)」と呼ぶよう指定された。

しかし1990年代まで一般に「ノリマキ」の名称が残ったため、1995年に文化体育部(現在の名称は「文化体育観光部」)が『日本語套用語醇化資料集』、
1996年に国立国語院が『日本語套生活用語醇化集』を発行し、生活用語として残っている日本語的語彙のひとつとして「ノリマキ」を挙げ、これを「キムパプ」と置き換えて表記するよう推進し、以降「キムパプ」と言う呼び名が定着した。