「浅田真央死亡説」で300万ウォン稼ぐと「実父危篤説」YouTubeに出た
・「偽ニュース専門チャンネル予想収入4000万ウォン以上」
・「偽ニュースの責任、YouTuberだけでなくYouTubeに問うべき」

偽ニュース専門チャンネルが日本の有名フィギュア選手「浅田真央死亡説」を提起してから翌日にまた別の虚偽情報流布に乗り出した。再生数だけを狙ったYouTube発の偽ニュースが度が過ぎるという評価が出ている。専門家たちは該当YouTuberだけでなく、YouTubeにも責任を問うべきだと指摘する。

18日、業界によると、YouTubeチャンネル「Kニュース」(クリックニュース)は同日午後、’[速報]ソウル・仁荷大学病院の応急室に運ばれてきた浅田真央「韓国人の実の父」、涙を流すキム・ヨナ選手、リアルタイム検索ワード1位を掌握’というタイトルの映像を掲載し、削除した。前日に広がった「浅田真央死亡説」にショックを受けた彼女の韓国人の実父が倒れたが、幸い手術が成功して意識を回復したという偽ニュースだ。

問題は浅田真央死亡説を提起した張本人がKニュースだという点だ。 Kニュースは前日午後、浅田真央がソウル江南の自宅で極端な選択(※自死)をしたという内容の動画3つを掲載した。 論難が拡大すると該当動画を削除したが、一日も経たないうちに再び新たな偽ニュース流布に乗り出したのだ。浅田真央の検索量を増えさせ、再生数を狙ったと分析される。

・浅田真央死亡説動画300万ウォンの収益推定
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Google浅田真央の検索量。 /写真=Googleトレンド

実際、Googleトレンドによると、浅田真央の検索量は前日午前11時を基点に急増し、日別人気急上昇検索ワード2位に上がった。2万回以上検索されたものと推定される。検索頻度が高い検索ワードであるほど関心度数値が100に近くなるが、浅田真央はたった1時間で100を記録した。「浅田真央ソウルの大学(病院)」、「浅田真央死亡」の検索頻度もそれぞれ550%、90%急増した。

Kニュースは、この他にも多数の偽ニュースを掲載した。刺激的なコンテンツで再生数を上げ、広告収益を得るという戦略と解釈される。YouTube収益分析サイトのNoxInfluencerによると、Kニュースの累積再生数は2036万回で、最近1ヵ月の予想収入が最大4185万ウォンに達するものと推定される。浅田真央死亡説の動画3つの予測収益だけでも、約177万~308万ウォンだ。

YouTubeは、コミュニティガイドで「間違った情報」を禁止している。利用者が申告した動画が誤解の素地があったり詐欺性情報で大きな被害を被る危険があると判断された場合、これを削除する。コミュニティガイドに3回違反した場合、チャンネル自体を止める。ただ、利用者申告基盤の事後措置であるため、問題動画を速やかに取り除くことができないという短所がある。

・Googleよりも、YouTubeでの検索より多く…「偽ニュースの責任を強化すべき」
YouTube検索占有率が拡大している点を考慮すれば、YouTubeの偽ニュース流通防止責任を強化すべきという指摘も出ている。利用者の「メディアリテラシー」だけを強調するのではなく、プラットフォームの責任を強化しなければならないという説明だ。

昨年、Nasメディアが発表した「2021インターネット利用者調査NPR」によると、YouTube(57.4%)はGoogle(48.6%)を抜いて検索サービス利用率2位を記録した。YouTubeが検索ポータル市場まで狙っているわけだ。1位はNaverだが、2019年より占有率が4.3%p減った。10~20代だけでなく40~60代も2人に1人はYouTubeで検索していることが分かった。

ユン・ジヘ記者

MoneyToday(韓国語)
https://n.news.naver.com/mnews/article/008/0004772200
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中央日報:17日YouTubeチャンネル「Kニュース」は、浅田真央がソウルで極端な選択をしたという内容の動画を上げた。これは完全な偽ニュースだ。 [YouTubeチャンネル『Kニュース』キャプチャー]
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