中国スポーツメディアの菱鏡頭によると、オスカルの年俸は現在、2100万ユーロ(約29億6900万円)とされ、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(30)とアルゼンチン代表FWメッシ(35)に次いで世界3位とみられているが、ブラジルや欧州のメディアは、オスカルについて、年俸が90%下がっても母国でのプレーを望んでいるようだと報じている。

オスカルはブラジル代表として2014年に母国で開催されたW杯に出場し、大会のベストイレブンに選ばれる活躍を見せた。だが中国リーグ参戦後は招集されていない。今回の母国復帰の動きは、年齢的にも最後のチャンスとなるW杯カタール大会(11月開幕)での代表メンバー入りを望んでのこととみられる。

中国のクラブは多額の資金で欧州から大物選手を引き抜き続けてきたが、現在はその多くで財政難により選手に対し給与支払いの遅延が発生していると伝えられるなど、崩壊危機にある。

菱鏡頭によると、韓国のあるスポーツメディアは「世界3位の年俸を受け取っているとされるオスカルでさえ年俸が90%下がっても中国から離れることを望んでいる。これは中国の『金満サッカー』の全滅を意味する」などと報じているという。(翻訳・編集/柳川)

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