経営危機の中国恒大 グループ内資金流用でCEO辞任　事実上の解任か

経営危機に陥っている中国の不動産大手・恒大集団は、最高経営責任者ら2人が辞任したと発表しました。子会社の資金の不適切な流用に関与していたということで、事実上の解任とみられます。

恒大集団が23日までに香港証券取引所に提出した資料によりますと、CEO=最高経営責任者の夏海鈞氏と財務部門の責任者の2人が辞任したということです。

恒大集団の子会社の不動産管理会社は今年3月、担保としていた預金およそ134億元、日本円でおよそ2700億円が銀行に差し押さえられたと発表。調査の結果、資金が第三者を通じて恒大集団に戻り、運営資金に充てられるなど不適切な流用が判明し、これに夏CEOら2人が関与していたということです。事実上の解任とみられます。

後任のCEOには、恒大幹部の肖恩氏が就任し、創業者の許家印氏は引き続きグループのトップに留まります。恒大は経営再建計画を策定中ですが依然として課題が山積しています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/103822
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