中国戦闘機10機、中間線越え10日連続 台湾への軍事圧力を常態化させる狙いか 米国は「忍耐強く効果的に対応」

習近平国家主席率いる中国が、台湾への軍事的恫喝(どうかつ)を継続している。中国軍の戦闘機10機が12日、10日連続で中間線を越えたのだ。蔡英文総統の台湾は警戒態勢を崩していない。米国家安全保障会議(NSC)のカート・キャンベル・インド太平洋調整官は「過剰反応だ」などと中国を批判した。

台湾の国防部(国防省に相当)は、12日午後5時(日本時間同6時)までに、中国軍の艦船延べ6隻と航空機延べ24機が台湾海峡で活動を行ったと発表した。うち戦闘機10機が中間線を越えたという。

中国軍は4日から、ナンシー・ペロシ下院議長の訪台に反発して、台湾周辺で大規模軍事演習を実施し、日本の排他的経済水域(EEZ)にも弾道ミサイル5発を撃ち込んできた。

日本と台湾、米国は厳しく批判・抗議した。

中国は10日に演習終了を発表したが、台湾海峡での軍事活動を継続しており、軍事圧力を常態化させる狙いとみられる。

蔡氏は11日、空軍作戦指揮部を訪れ、断固として国家の主権と民主主義、自由を守ると国軍を激励した。

米国は、台湾と引き続き関係強化を進める姿勢を明確にした。

NSCのキャンベル氏は12日、電話記者会見し、中国軍について、「挑発的で情勢を不安定化させ、前例のないものだ」と非難した。台湾を一時、十数隻の軍艦で取り囲み、「現在も数隻が周辺にとどまっている」と指摘。台湾を威嚇するのが目的で「何カ月も続くだろう」と予測した。

米国は、原子力空母「ロナルド・レーガン」を監視のためとどまらせたほか、9日には沖縄近くで日本の航空自衛隊と共同訓練を実施したと説明し、「われわれは忍耐強く、効果的に対応していく」と強調した。

そのうえで、6月に始まった「米台の経済連携強化」に向けた協議の行程表を近く発表すると明らかにした。

https://www.zakzak.co.jp/article/20220813-OQBRRE2LENONLA5VXCGUJVCNXM/

【航空自衛隊】 沖縄周辺で中国念頭、日米の戦闘機10機が訓練…中国軍は台湾海峡での軍事圧力を常態化[08/13] [LingLing★]
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