スープのないラーメンなら大丈夫?…ジャージャー麺・炒め麺・ビビン麺も“ナトリウムたっぷり”
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スープのないジャージャー麺・炒め物・ビビン麺などのラーメンでもナトリウムや飽和脂肪量が非常に高いという調査結果が出た。これに対して市民社会団体はラーメンメーカーが製品に含まれるナトリウムや飽和脂肪などの成分を減らす努力が必要であり、政府も栄養成分表示を拡大するなどの厳格な規制を用意しなければならないと指摘した。

 14日、市民社会団体である「消費者主権市民会議」は報道資料を通して、「これまではスープのあるラーメンが大部分を占めていたが、現在はジャージャー麺・炒め物・ビビン麺などスープがない製品が新興強者として浮上している」としながらも、「(しかし)スープのない製品もナトリウムや飽和脂肪量が非常に高い。むしろ、(ナトリウムなどが)スープで薄められず、健康をより害する可能性もある」と述べた。

 上記の団体は「カロリーや炭水化物量はスープのあるラーメンより少なく、一食の食事として十分ではない」とし、「そのため、1袋以上摂取する場合が多く、ナトリウムと飽和脂肪を過剰摂取することになる可能性が高い」と指摘した。

 上記の団体がスープのないラーメンの中で販売量が高い「農心」、「オットギ」、「三養」、「八道」等のメーカーのジャージャー麺・炒め麺・ビビン麺43製品の栄養成分を全て調査した結果、製品1個に1日推奨量のナトリウムが最大で90%、飽和脂肪が73%含まれていた。

 製品別ナトリウム量を調査した結果でも、韓国国内のジャージャー麺・炒め麺・ビビン麺のうち、三養の4種類の「チーズプルダックポックンミョン(1790mg)」のナトリウム量が1日推奨量の90%水準で最も高かった。続いて、八道の「八道 ラッポッキ(1780mg)」が89%、三養の「ジャージャー プルダックポックンミョン(1620mg)」が81%だった。その他にも、消費者によって三養の「クリームカルボ プルダックポックンミョン(1500mg)」、「チーズプルダックポックンミョン(1440mg)」、農心の「辛ラーメン ポックンミョン(1390mg)」が1日推奨量の70%以上を含んでいると調査された。

 これに対して、団体は「ナトリウムを過剰摂取すると胃がん・高血圧・脳卒中・心不全・骨粗しょう症・冠状動脈疾患・心臓肥大・慢性腎臓病などの慢性疾患にかかるリスクが増加する」とし、「ジャージャー麺・炒め麺・ビビン麺のナトリウム量はスープがあるラーメンと比べると数値はほぼ同じだが、スープの摂取量を調節することができず、ナトリウムの摂取量の調節が容易ではないため、危害性がさらに大きくならざるを得ない」と懸念した。

 団体はスープのないラーメンに含まれた飽和脂肪量も深刻だと見た。団体によると、韓国・食品医薬品安全処が定めた飽和脂肪量の1日摂取勧奨量は15gであるのに対し、ジャージャー麺・炒め物・ビビン麺などスープがない43種類のラーメンのうち、20種類以上が1日の勧奨量の60%を超えたという。

 団体は「農心の『チャルビビンミョン』と『ベホンドン』、オットギの『チンビビンミョン』、三養の『ヨルムビビンミョン』は飽和脂肪量が11gと、1日推奨量の73%を占めた」とし、「農心『チャワン』と『辛ラーメン ポックンミョン』、三養『ビビンミルミョン』と『カルボ プルダックポックンミョン』、八道『トゥムセラーメン 辛いカレー』も飽和脂肪10gで、1日推奨量の67%を含んでいる」と説明した。

 それと共に、「飽和脂肪を過剰摂取すると悪玉コレステロール(LD)と血栓を増加させ、癌と心・脳血管疾患、肥満、糖尿病の主な原因になる」とし、「ラーメンなどの食べ物を通じて(飽和脂肪を)摂取する場合、肝臓でコレステロールを合成して血中コレステロールを増加させる恐れがある」と懸念した。

 最後に団体はラーメン製品の飽和脂肪とナトリウムが高いという点を挙げ、メーカーが該当成分を積極的に減らすことを促した。さらに、政府レベルでは製品ごとに栄養成分の表示を拡大することを要求した。ナトリウムや飽和脂肪が過剰に含まれた製品に対しては販売を中断する規制も用意しなければならないという主張も出した。(省略…)


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