9日、ポスコらによると、6日、台風のヒンナムノにより浸水被害が発生し、浦項製鉄所を全面稼働中断し、7日から必死の排水および復旧作業の末、受電変電所と線鋼変電所が正常化して電気供給が可能になる。 9日、2高炉で送風に入るためにこの日午前中にLNG発電所を稼働する予定だと明らかにした。

高炉は2高炉を皮切りに順次再送風が行われる見通しだ。

去る6日停電及び浸水被害を受けたポスコ本社建物も9日復旧を完了し、10日から業務が可能と予想される。

だが、浸水により火災が発生する被害を被った2熱延工場をはじめ、圧延ラインの被害が厳しく、これらの工場の正常化は相当な時間がかかる見通しだ。

圧延ラインの場合、圧延設備の半分だけ地上に現れており、残りは地下に設置されており、浸水被害規模が莫大であることが知られている。
ポスコの今回の台風ヒンナムノによる被害規模だけが1兆ウォンを超えていると推算されるほど、創業以来最大の危機に追い込まれているという分析だ。

これに対し、ポスコは「まだ正確な被害状況や修理可能性などに対する分析すら正しく行われておらず、正確な被害規模を把握することは難しい」とし、「おそらく港間に流れる被害規模がどのように算定されたのかは分からない」と明らかにした。