韓国の株式市場が低迷しています。KOSPIをローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」と以下のようになります(チャートは『Investing.com』より引用)。

https://i.imgur.com/QllY1lH.jpg

赤い破線の天地が、2022年01月初週から09月最終週までの下落分になります。これはあくまでもKOSPI(指数)の推移ですが、韓国の上場企業がどのくらい時価総額を失ったのかを見ると、以下のようになります。

https://i.imgur.com/aIvhiev.jpg

※データ出典は『韓国CXO研究所』

2022年頭には、韓国上場企業(2,435銘柄)の時価総額は「2,575兆ウォン」あったのですが、これが第3四半期末(09月末)には「1,942兆ウォン」まで減少しました。

時価総額「633兆ウォン」が蒸発したことになります。24.5%の下落です。

同データによれば、最も時価総額が蒸発した銘柄は以下になります。

時価総額減少Top5

『サムスン電子』:152兆ウォン
『SKハイニックス』:33兆513億ウォン
『Naver(ネイバー)』:29兆9,389億ウォン
『Kakao(カカオ)』:25兆6,150億ウォン
『KakaoBank(カカオバンク)』:18兆5,255億ウォン

いいときも悪いときも注目されるのは国民株『サムスン電子』。Topになるのは仕方ないですが、以下『SKハイニックス』『ネイバー』と韓国の半導体、IT関連企業の最大手が並びました。

問題は、上掲の週足チャートのように、いまだに下落のチャネルを抜け出せていない点です。本格的な反騰までは時間がかかりそうです。

(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/91094