韓国ソウルの繁華街・梨泰院で156人が死亡した群集事故から、きょうで1週間。政府の対応をめぐって批判が高まるなか、現地では、さきほどから、犠牲者を追悼する集会が始まりました。中継です。

ソウル中心部で午後5時から始まった集会には、若者を含め幅広い世代が集まっています。そして、いまも参加者たちが続々と合流している状況です。また、ロウソクを手にしている人たちもいます。犠牲者を悼むとともに、政府に対し真相究明を求めています。

事故をめぐっては、発生のおよそ4時間前から危険性を知らせる通報が警察に相次いで寄せられていたことや、政府上層部への報告の遅れなどが明るみになり、政府への批判が高まっています。

追悼に来た人
「自治体が当時の混雑を知らなかったわけがない。知っていたのに安易に対応したんでしょう」
「国家の役割は、このようなとんでもない事故が起きないよう対策を立て統制を徹底すべきものなのに」

こうしたなか、尹錫悦大統領はきのう、「大統領としてあまりに悲痛で申し訳ない」と公の場で初めて謝罪。

しかし、野党が政権批判を自粛する雰囲気だった国の哀悼期間がきょうで終わることから、韓国メディアは「今後は責任論をめぐって与野党が本格的に激突する」との見方を報じています。

さらに事故の原因を調べている警察が警察を強制捜査するという異例の事態にもなっていて、韓国では政治・社会の混乱が当面続いていくものとみられます。

11/5(土) 18:22配信
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