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エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

■大谷翔平のWBC出場意思表明を韓国メディアも報道

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場意思を明言した。日本のファンを喜ばせた朗報。一方、日本と戦う1次ラウンド最大のライバル韓国のメディアは「韓国打線は徹底的に無力化された」と過去を引き合い出して報じた。

 17日、大谷はインスタグラムを更新し、すでに侍ジャパン・栗山英樹監督に伝達済みであることも明かした。前回17年大会は出場しておらず、日本代表でのプレーは打者のみで出場した2016年のメキシコ、オランダとの強化試合が最後。2015年のプレミア12は投手一本で、韓国戦に2度登板した。今回代表入りすれば、WBCは初出場だ。

 一方、対戦国にとっては悲報かもしれない。韓国経済メディア「Mediapen」は「大谷、来たるWBC日本代表参加宣言…韓国には喜ばれざるニュース」の見出しで記事を掲載。「日本と対戦しなければならない韓国代表チームとしては、喜ばしくないニュースだ」と悲鳴を上げ、こう続けた。

「大谷がWBCに参加するかどうかは、これまで多くの関心を集めてきた。日本が生んだ最高の野球選手と言っても過言ではない大谷だからだ」「大谷の合流は日本代表チームに翼を授けることになる。投打ともに活用価値の高い選手であることは明らかだ」

■韓国メディアが指摘した“一縷の望み”とは

 韓国は東京ドームで行われる1次ラウンドで、オーストラリア、中国、チェコ共和国とともに日本と同じプールBに入っている。同メディアは「韓国としては大谷を大きな負担に感じることになった。過去には痛い記憶もある」と指摘した。記事では15年プレミア12の“悲劇”を回顧。無双された2試合(13回無得点)を伝えた。

「投手として出場した大谷に韓国は圧倒されている。大谷は韓国との開幕戦で先発し、6回2安打10奪三振の無失点を記録した。韓国と準決勝で再会した時も7回1安打11奪三振の無失点で、韓国打線を徹底的に無力化させた」

 一方で“一縷の望み”も紹介した。

「大谷がWBCで二刀流出場をするかは未知数だ。シーズン開幕前の3月にWBCが開かれるため、体力管理や負傷に気をつけるしかない状況だ。大谷は2023年シーズン後、FA(自由契約選手)になる重要なシーズンを控えており、WBCではマウンドに上がらず、打者だけに専念するだろうという見方もある」

 かつて手も足も出なかった二刀流について、「もし大谷が投手としても出場するとすれば、最も気難しい相手である韓国戦に登板する可能性が高い」と最大級の警戒を示している。(THE ANSWER編集部)

THE ANSWER 2022年11月18日 18時3分
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