日本とオーストラリアが中国と北朝鮮の脅威の前で安全保障関連の協力をさらに強化している。9日、東京で日本側の林芳正外相と浜田靖一防衛相、オーストラリア側のリチャード・マールズ副首相兼国防長相とペニー・ウォン外相が会った外務・防衛閣僚協議(「2+2」)の結果だ。

両国の外交・国防トップは「北朝鮮が前例のない頻度と様態で弾道ミサイルの発射を繰り返しているのは、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦」と明らかにした。また「東・南シナ海で力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対する」として中国を牽制(けんせい)した。台湾海峡の平和と安定の重要性も再確認した。

日本とオーストラリアは安全保障協力も具体的に推進することにした。11日、オーストラリア外務省によると、日豪共同訓練を今よりも増やし、相互運用性を高めることにした。

日本航空自衛隊と王立オーストラリア空軍間の相互空中給油を強化し、両国のステルス戦闘機F35を派遣しあって共同訓練を行うことで一致した。

日本海上自衛隊と王立オーストラリア海軍の共同対潜水訓練と共同捜索・救助訓練も検討することにした。

また、隔年制(奇数年度)で開かれる多国籍合同演習「タリスマン・セーバー(Talisman Sabre)」に自衛隊がより多くの兵力と装備を派遣することにした。

両国は長距離誘導武器、統合防空・ミサイル防衛、水中戦など戦略能力で緊密に協力していく方針だ。ここにオーストラリア北部に循環配備されている米海兵隊との3国共同訓練も行う計画だ。米海兵隊、日本陸上自衛隊水陸機動団、王立オーストラリア海兵隊が参加して共同上陸訓練を行うものとみられる。

韓国峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク副研究委員は「日本は米国との同盟を重視し、オーストラリアを日米同盟の補強材にしようとしている」とし「韓国も韓米同盟を根幹とし、幅広いレバレッジを用意する必要がある」と述べた。

中央日報/中央日報日本語版2022.12.12 07:09
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