【ソウル聯合ニュース】韓国ソウル市・梨泰院で158人が死亡した雑踏事故を捜査している警察庁特別捜査本部は20日、現場を管轄する竜山警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長の逮捕状を再び請求した。同本部は今月初めに李氏の逮捕状を請求したが、ソウル西部地裁は5日、証拠隠滅の恐れがないなどして逮捕状請求を棄却していた。

 李氏はハロウィーンの時期に人員をさらに投入する必要があるとする報告があったにもかかわらず対応措置を取らなかったほか、事故を認識した後も適切な措置を取らず被害を拡大させたとして、業務上過失致死傷の疑いを持たれている。また、事故現場に実際より48分早く到着したとの虚偽の記載があった報告書を是正しなかったとして、虚偽公文書作成・行使の容疑にも問われている。

 同本部は朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区長に対しても業務上過失致死傷の疑いで再び逮捕状を請求した。

 ソウル西部地裁は22日、李氏や朴氏ら4人の逮捕状の発付可否を審査する。

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