2023年2月3日、韓国メディア・毎日経済は「ノルウェーが異国の主力戦車として、ドイツ製の新型『レオパルト2』の導入を確定した」と伝えた。ポーランドに続きノルウェーへの輸出を期待していた韓国の「K2(黒豹)」は苦杯をなめたと伝えている。

ノルウェー首相室によると、ストーレ首相は現地時間3日の会見で、「レオパルト2A7」54両を注文する計画だと明らかにした。正確な契約金額は公開されていないが、今回の導入決定は19億6000万ドル(約2570億円)で策定された防衛費増強予算支出計画の一部で、かなりの金額になるとみられている。

ノルウェーは「レオパルト2A7」と韓国・現代ロテム製「K2」のどちらかを選ぶ計画だったという。最終的に「レオパルト2」に決まったことについて、記事は「ロシアによるウクライナ侵攻のほか、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるドイツとの関係などが影響したとみられる」と伝えている。

「K2」は韓国が米国製戦車のプラットフォームから脱却するため1995年に開発に着手し、2014年から量産を開始した戦車。欧州最高の戦車と同等の性能を備え、「レオパルト2」との比較テストでも優秀な性能を見せたという。ポーランドへの1000両の輸出が既に決まっている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは
「導入数は少ないし、向こうはミサイルとの物々交換を要求していた上、ドイツが邪魔してきたせいで実現しなかった。K2の性能が劣っているなら、昨年末にもレオパルト2にすると発表しただろう。韓国は優良顧客のポーランドに集中すればいい」「ノルウェーはK2購入の条件として、韓国が欲しがってもないミサイルを買えと言っていた。最初から可能性のない話だったんだよ」
「価格、性能、走行テスト、全ての面で優れているK2をノルウェー側も『この世で最も優秀な戦車』だと評価していたのに、ドイツ製戦車を選んだ。初めからドイツ製と決めていたんだろう」
「ただ比較見積もりに利用されただけ」
などのコメントが寄せられている。

また、
「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の業績だね(笑)」「大統領は何をやってるんだ?」
「韓国のナンバーワン営業マンはどこに行った?。ノルウェーに怒っていい案件だぞ」
など、尹大統領を叱責する声も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

Record Korea 2023年2月7日(火) 12時0分
https://www.recordchina.co.jp/b908749-s39-c100-d0195.html