[ニューデリー/ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は25日、インドの首都ニューデリーで同国のモディ首相と会談し、
欧州連合(EU)とインドの間で自由貿易協定(FTA)を締結するために取り組む姿勢を強調した。

ショルツ氏はモディ氏との会談後の会見で「これは重要な課題であり、わたしは個人的に関与するつもりだ」と述べた。

EUとインドは昨年、FTA締結に向けた交渉を再開した。2023年末までに交渉をまとめることを目指している。

EUにとりインドとのFTAは、インド太平洋地域との関係強化を目指す戦略と合致する。また、同地域で影響力を強める中国への対抗策になると期待されている。

ショルツ氏はウクライナ戦争について「世界はロシアのウクライナ侵攻に苦しんでいる。
世界が良い場所であり続けるためわれわれはできることは何でも行う」と述べ、インドとドイツの協力は「非常に重要だ」と強調した。

さらに、ドイツ企業1800社が既にインドに進出していることを踏まえ、ドイツ企業の投資をさらに拡大すべきだと述べた。

両首脳はまた、気候変動問題についても議論し、ショルツ氏に同行した企業代表団は風力や太陽エネルギー、グリーン水素分野の協定に署名した。

2023年2月27日9:00 午前
https://jp.reuters.com/article/india-germany-idJPKBN2V00GJ