【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)が4~5月、日本を含むインド太平洋地域との外相会合の開催を検討していることが、
EU関係者らへの取材でわかった。中国を念頭に、日本など民主国家との連携強化を図る考えだ。

 EU関係者によると、EUは5月13日を軸に、インド太平洋地域の課題に特化した会合の開催を計画している。
EU加盟27か国と、日韓や東南アジアなど20か国以上の外相に参加を呼びかける方針という。
会合では、安全保障面で具体的な協力策を話し合う考えだ。

 EUは昨年2月にパリで、EUとインド太平洋地域の計約50か国の会合を開催しており、EU議長国のスウェーデンの強い意向で再開催する方針を決めた。

 NATOは4月4~5日にブリュッセルで開かれる外相理事会に、日韓豪、ニュージーランドの4か国外相を招く方針だ。
NATOは4か国を「パートナー国」と位置付け、台湾有事などを念頭にサイバー対策や情報共有での連携強化を進めている。
4か国の首脳は昨年6月、NATO首脳会議に初参加していた。

 欧州は、ロシアによるウクライナ侵略や、中国が覇権主義的な行動を強める中、日韓などアジア諸国との関係の重要性を再認識している。
経済協力も進め、貿易の脱中国依存を図る狙いもある。ウクライナ情勢も見据え、対露制裁に加わらないインドや東南アジア諸国との対話も進めていきたい考えだ。

2023/03/02 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230302-OYT1T50010/

※関連スレ
【ロイター】NATOとEU、中国のウクライナ停戦案に消極的 「信頼欠く」[2/25] [仮面ウニダー★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1677275473/