0001豆次郎 ★
2023/03/08(水) 15:44:36.51ID:9p0hM6Sw3/8(水) 15:40配信
朝鮮日報日本語版
韓国が日本に日帝時代の強制徴用被害者に対する賠償問題の解決策を提示し、和解に向けた手を差し出したことについて「中国の軍事力向上に対抗し、アジアで『米国の友人』が同盟を強化する最新の事例」との分析が報じられた。
米ウォールストリート・ジャーナルは「ロシアによるウクライナ侵攻が欧州諸国を北大西洋条約機構(NATO)中心に結束させたように、中国の拡張も太平洋周辺で米国を中心とする同盟国を団結させている」とした上で上記のように報じた。
これに先立ちフィリピンはドゥテルテ前大統領の親中政策から脱却し、米軍の駐留が可能な自国の基地拡大を決めた。中国との軍事的緊張が高まる台湾は自分たちの軍隊を訓練するため米軍の駐留兵力を大幅に増やし、オーストラリアも原子力潜水艦関連で米国と深く連携している。
中でも日本は先日の安全保障関連3文書改定で敵のミサイル基地を攻撃できる「反撃能力の保有」を宣言し、防衛費を2倍に増やすことにした。さらに米国との共同声明では中国について「最大の戦略的挑戦」と明言し、中国と対立する姿勢を明確にした。
ただし米国にとってアジア最大の同盟国である韓国と日本の対立は米国の東アジア戦略における唯一の懸念材料だったが、今回の徴用問題解決策発表で両国は関係改善に向けた足がかりを築いた。ウォールストリート・ジャーナルが報じた。とりわけ韓日関係において短期的に最も大きな懸念材料だった「韓国国内で日本企業の資産が現金化される問題」が解決したと評価した。
欧州でもロシアを巡って同じような動きが出ている。ロシアのプーチン大統領はこれまで欧州に天然ガスや石油を安定して供給し、欧州を引きつけようとしたが、昨年2月のウクライナ侵攻で今は脱ロシア・反ロシアの動きが強まっている。ロシアからのエネルギーに大きく依存してきたドイツがロシアに代わる供給元を開拓し、またバルト海周辺でロシアに近接するフィンランドとスウェーデンはNATOへの加盟を宣言した。
中国としても周辺国が米国を中心として結集することに強い外交的な圧力を受けているが、それでも中国には手持ちのカードが多いとウォールストリート・ジャーナルは予想している。その最たるものは強大な経済力と欧米に対する開発途上国の不満だ。また米国が反中に引き込もうとする国の一部は権威主義国家のため、これらの国々は中国と近くなりやすい。
一方でウォールストリート・ジャーナルは今回韓国が徴用問題の解決策を発表したことについて「韓日の対立を全て解消するようには見えない」「今回の解決策もかなりの部分で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の意志に依存している」と指摘した。
ユ・ビョンフン記者
https://news.yahoo.co.jp/articles/f397ce58ffea97fbcff015bf7e3614e5dda7f2d3