【3月13日 CGTN Japanese】上野動物園で生まれたジャイアントパンダのシャンシャンが2月21日に中国へと出発し、翌22日には和歌山のアドベンチャーワールドに暮らしていたオスの永明(えいめい)とその子ども、双子の桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)姉妹も中国へ渡りました。

 あれから半月がたち、4頭はどうしているのでしょうか。近況を、中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安基地と成都ジャイアントパンダ保護研究基地にそれぞれ問い合わせました。

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■シャンシャンまもなく一般公開か 「伯父とリモート面会」も?

 シャンシャンが暮らしている雅安碧峰峡基地は、省都・成都市(Chengdu)から150キロ離れた場所にあり、成都パンダ基地より広大な383万平方メートルの敷地を有しています。パンダの楽園と呼べる環境とされています。

 同基地にシャンシャンの近況を問い合わせたところ、現在は入国後の検疫のために隔離を続けているものの、早ければ今月中にも一般公開される可能性があるとのことです。

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■永明親子は24時間体制でモニタリング 早くも今月中一般公開へ

 一方の成都パンダ基地でも、永明、桜浜、桃浜の3頭が検疫のための隔離を続けています。隔離期間は1カ月ほどの予定で、シャンシャンと同じく、早ければ3月下旬に一般公開される可能性もあるということです。

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気になる永明たちの体調ですが、長旅で疲れていることや、中国と日本の竹に違いがあることなどから、多少は不調もあるものの、食欲は十分で、排泄物にも異常はないということです。春を迎えてまもなくタケノコのシーズンを迎えるため、飼育員は永明たちの食事メニューにタケノコを加えて栄養を増やそうと検討中だとのことでした。

日本で大きな愛を受けて育った4頭のパンダたち。別れを惜しみながら大勢の人々に見送られましたが、四川省にあるそれぞれの施設で一般公開され、再会できる日はそう遠くはなさそうです。

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AFP/CGTN 2023年3月13日 15:38
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