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2013年10月31日
日本銀行

中央銀行間スワップ取極の常設化について

カナダ銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行は、
本日、現行の時限的な中央銀行間の流動性スワップ取極を常設化することを公表した。
これらのスワップ取極は、今後、別途の通知があるまで存続することになる。

常設化された取極は、上記の6つの中央銀行において、2つの中央銀行間スワップ取極のネットワークとして構成されており、
各中央銀行が自国・地域において、いずれの他通貨によっても、
流動性を供給することを可能とするものである。こうした流動性供給は、対象となる通貨に係るスワップ取極の
当事者である2つの中央銀行が、市場の状況によって
必要と判断した場合に行うことが可能である。

現行の時限的なスワップ取極は、金融市場の緊張を緩和し、金融市場の緊張が経済に及ぼす影響を軽減することに貢献してきた。
常設化された取極は、引き続き、流動性の安全弁として
機能することになる。