【3月23日 東方新報】中国の山東省(Shandong)菏沢市(Heze)にある曹県(Cao)は十数年前まで貧困地域だったが、今では地域で最も豊かな県となった。
収入が高い街として、ジョークで「北上広・曹(北京市、上海市、広州市<Guangzhou>・曹県)」と言われるほどに。
急成長の理由は「日本の棺おけの里」とコスプレ風民族衣装「漢服の里」として、二大産業を軸に発展を遂げたことだった。

《中略》

そんな中、高品質の桐(きり)の木が豊富なことから、日本の棺(ひつぎ)製造を手がけることになる。
成長が早く、軽くて湿気に強く、燃えやすい桐は棺作りに適している。曹県の材木加工企業は日本の葬儀文化や礼儀を学び、従業員を日本で研修させながら、日本側の厳しい品質要求に応じて棺を一つずつ手作りしている。

棺の製造企業・工房は数千社に及び、一社だけで30万基の棺を作っている会社もある。あるデータによると、日本の棺の9割は曹県で作られている。

曹県がさらに飛躍を遂げたのは、「漢服」の生産による。

中国ではここ数年、伝統文化をファッションやライフスタイルに取り入れる「国潮」文化がブームとなっている。
その一つとして、漢や唐などの時代の衣装をオシャレに仕立てた「漢服」が若者の間で人気となり、グループで漢服を着て花見をしたり、SNSで投稿したりしている。

《後略》

全文はソース元でご覧ください
(c)東方新報/AFPBB News 2023年3月23日 17:44
https://www.afpbb.com/articles/-/3456833?act=all