【台北=中村裕】半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)は10日、3月の売上高が前年同月比15.4%減の約1454億台湾ドル(約6330億円)だったと発表した。主力顧客の米IT(情報技術)企業が勢いを失い、2019年5月以来、約4年ぶりの減収となった。業界最有力企業の久々の大幅減収は、半導体景気の悪化を強く印象づけるものとなった。

3月の売上高は、前月の2月と比べても10.9%減となり、落ち込み...

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日経新聞 2023年4月10日 17:38
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM106EN0Q3A410C2000000/