中国版「百人一首大会」 出稼ぎ農民が能力発揮

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【4月16日 CGTN Japanese】中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は毎年、テレビ番組「中国詩詞大会」を開催しています。この大会は、出場者が古典詩関連の知識や理解を競う、さしずめ中国版の「百人一首大会」です。全国の様々な職種に従事する大勢の人々が参加しますが、最終的に上位に入るのは多くの場合、大学生や文学の専門家です。しかし2023年の大会は例年と異なり、甘粛省・静寧県出身の出稼ぎ労働者の朱彦軍さんが準優勝しました。

 今年50歳の朱さんは幼い頃から詩が好きで、出稼ぎ労働者として長年にわたり仕事をする一方で、詩を読み、覚えることを続けました。暮らしの半分は世俗の営みで、半分は詩趣に満ちたものだったわけです。長年の努力がついに報われ、2023年の中国詩詞大会に参加して入選したわけです。長年にわたり蓄積した知識が大会の現場で「炸裂」したことで、すべての視聴者が夢を追うこの出稼ぎ農民を記憶にとどめることになりました。