「60代の自衛官が80代~90代の命を守る」自衛隊の「慢性的な人材不足」がもたらす“日本のヤバすぎる未来”

自衛隊の場合、2021年度は定数24万7154人に対し現員数は23万754人で、充足率93.4%だ。防衛省の「2022年版防衛白書」によれば過去10年で一度も定数を満たしたことがない。

すでに慢性的な人手不足に陥っているのである。  指示を受けて最前線で働く「士」と呼ばれる階級に至っては、充足率が79.8%というのだから深刻だ。

業務別では、とりわけ艦艇や潜水艦の乗組員、サイバー分野の人材が不足しているとされる。