韓国に駐留するアメリカ軍が、ウクライナを支援するために、砲弾など戦時備蓄物資の一部を持ち出していたことがわかりました。

在韓アメリカ軍は20日、基地内で備蓄されてきた155ミリ砲弾をウクライナに持ち出しているという主張に関して、「アメリカ国防総省は備蓄分を使ってウクライナへの軍事支援を続けている。在韓アメリカ軍も、一部の物資を提供することで、こうした取り組みを支援するよう要請を受けた」と明らかにしました。

具体的な砲弾の持ち出しの時期や規模については、作戦およびセキュリティへの影響を理由に公開しませんでした。

アメリカ軍は、「備蓄物資の一部持ち出しは、われわれの作戦や、同盟国である韓国の防衛という約束を実行する能力には一切影響を及ぼさない」と強調しました。

韓国の軍事専門家は20日、ラジオ番組で、アメリカが備蓄分を持ち出してウクライナを支援しているため、在韓米軍基地の155ミリ砲弾の備蓄量が1週間分にまで減っているとの分析を示しました。

KBS 2023-04-21 11:40:56/Update: 2023-04-21 11:46:30
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=85251