フィリピンがアメリカとの安全保障面での連携を強める中、中国の秦剛外相は就任後初めてフィリピンを訪れ、外相会談を行いました。中国としては、経済協力をてこにフィリピンをみずからの側に引き寄せたいねらいがあるとみられます。

去年12月の就任後初めてフィリピンを訪れている中国の秦剛外相は22日、首都マニラでマナロ外相と会談しました。

会談の冒頭、マナロ外相は「南シナ海では、フィリピン国民、とりわけ漁業者の生活の糧と安心が損なわれている」と述べ、領有権をめぐって中国と対立が続く南シナ海の問題について、効果的な管理方法をともに探りたいとする考えを示しました。

これに対し、秦外相は南シナ海には言及せず、「中国はフィリピンとともに意見の相違を適切に処理し、両国と国民により多くの利益がもたらされることを望む」と述べ、経済分野をはじめとして関係強化をさらに進める姿勢を示しました。

《後略》

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NHK 2023年4月22日 15時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230422/k10014046101000.html
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