0001ばーど ★
2023/04/26(水) 18:04:26.87ID:x5hZHDPe尹錫悦（ユン・ソンニョル）韓国大統領が4月24日から5泊7日間の日程で訪米中だ。韓国大統領としては12年ぶりの「国賓訪問」なのだが、実は韓国内の世論はそれほど盛り上がってはいない。
唯一の同盟国である米国による「盗聴疑惑」への困惑が隠せないのと、訪米前におこなった海外メディアによる尹大統領へのインタビューにロシアと中国が強く反発していることなど、尹錫悦外交をめぐる雑音が絶えないためだ。
■前政権の「安保は米国、経済は中国」の方針を転換
尹錫悦政権は誕生以前から米韓同盟を強調してきた。前任の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は「安美経中（安保は米国、経済は中国）」という名目で「バランス外交」を外交基調にしてきたが、実際には安保面で米国とたびたび摩擦を起こした。
朝鮮半島のTHAAD配備をめぐっては、中国に「3不」（米国のミサイル防衛[MD]への不参加、THAADの追加配備はしない、日米韓軍事協力を軍事同盟に発展させない）を約束した。文在寅大統領は、自身の政権が発足する直前に星州（ソンジュ）に臨時配置されたTHAAD基地を正式に配置せず、「環境評価」を口実に5年間も放置したことで、米国側の怒りを買っていた。
元徴用工賠償問題などで日本と鋭く対立した挙句、日韓GSOMIAを破棄すると公表したこともあったが、米国から「強い憂慮と失望感を表明する」という“公式圧迫”を受けて振り上げた拳ひっそりと下ろしたこともある。
このため文在寅政権時代の韓国には、韓米関係に対する憂慮が常に付きまとっていた。だからこそ文在寅大統領に代わり保守政権を樹立した「国民の力」と尹錫悦大統領は「米韓関係復元」を喫緊の外交の課題としてきた。
尹錫悦政権は安保の核心として、米韓同盟を軸に「自由民主主義と人権という普遍的な価値を共有する国家との連帯と協力」を掲げている。すなわち社会主義国家である中国、ロシア、北朝鮮に対抗して、米国と日本をはじめとする西側世界との連帯を強調したもので、中国とロシアが決して望まない方向への「旋回」となる。
このような韓国の態度変化に対して、中国とロシアが公に警告する事件が発生した。契機となったのは訪米を控えて行ったロイター通信による尹大統領インタビューだ。
■韓国がウクライナに兵器支援するならロシアは北朝鮮に兵器供給
ロシアが問題視したのは、ウクライナに対する「条件付き」兵器支援の可能性を示唆した部分だ。
「（ロシアの）民間人への大規模攻撃や虐殺、重大な戦争法違反など、国際社会が容認できない事態が発生した場合、人道・資金援助だけに固執するのは難しいかもしれない」
これに対してロシア政府側は、「韓国がウクライナに兵器を提供する場合、敵対行為とみなす」「朝鮮半島の安保状況の脈絡で否定的な影響を及ぼすだろう」と強く反発し、プーチン大統領の側近メドベージェフ国家安全保障会議副議長は、北朝鮮にロシア兵器を供給する可能性にまで言及した。
■中国の度重なる威圧
またこのインタビューでは、「両岸問題」に関して中国の機嫌を損ねる発言もあった。
尹大統領は台湾海峡の緊張に関して、「このような緊張は力で現状を変えようとする試みのために起きたことであり、私たちは国際社会とともに力による現状変更に絶対反対する立場」と述べた。これが中国の逆鱗に触れた。
中国の外務省は「他国の問題に口を挟むな」と強硬に非難。この批判に対し韓国政府は直ちに駐韓中国大使を呼び「深刻な外交的欠礼」と抗議。すると翌21日には中国の秦剛外相が「台湾問題で火遊びをする者は必ず自ら燃えて死ぬだろう」と、尹大統領を“口撃”するなど、互いに強い言葉で応酬し、対立感情をたかぶらせている。
■「100年前のことで日本がひざまずいて謝罪すべきとは思わない」
■訪米でどれだけ果実を手にできるか
以下全文はソース先で
JBpress 2023.4.26（水）
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74951
https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/e/f/600mw/img_ef7b9a39f290330edb726fbf35c652ea6513742.jpg
