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【04月28日 KOREA WAVE】韓国の食堂に注文が入った。カルビタン▽ご飯▽肉の入っていない麺類▽カクテキ▽キムチ――に配達費4500ウォンを合わせ、2万3400ウォン(約2350円)だった。
ところが客は「飢えている。でもお金がない。明日、振り込む」という。店主は結局、拒否したが、その判断が正しかったのか悩み、自営業者によるオンラインコミュニティで助言を求めた。

店主によると、ある日の午後3時ごろ、注文が入り、料理名とともに「要請事項」が記されていた。

「社長(店主のこと)さま、本当に申し訳ないが、私は昨日からご飯を食べられずにいる。失礼でなければ、明日お金が入ってくるので、明日振り込むということは難しいですか?」

店主が判断に迷っている間、その客から電話がかかってきた。20代女性のようだった。

「要請事項をご覧になりましたか?」

「見ました。でもカード払いであれば、そういうことは関係ないですよね?」

「デビットカードしかないのです」

女性はこう言って、お金がないことを示唆した。そのうえで次のように訴えてきた。

「私は娘を2人育てる母親です。食べられずにいます」

店主は心を痛めつつも“詐欺ではないか”という考えが頭をよぎった。原則にしたがって「決済されなければ配達できない。申し訳ない」と伝えると、女性は「わかった」と言って切った。

店主はオンラインコミュニティに「私なら、お金がなければ、そのまま飢え続けるか、ラーメンを作って食べる。人によって考えが違うと思う。対処方法を教えてほしい」と求めた。

これに対し、自営業者の多くが「女性客は詐欺師」と口をそろえた。「お腹が空いたら食堂に出向いたはずだ。最近あまりにも詐欺行為が多い。信頼すべきではない」という意見が多かった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

2023年4月28日 4:00 発信地:韓国
https://www.afpbb.com/articles/-/3461986