文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は板門店宣言から5周年となる27日「韓半島非核化のためには中国、ロシアとも協力できねばならない」と呼び掛けた。

 文前大統領は27日午後に汝矣島の韓国取引所で開催された「4・27板門店宣言5周年学術会議:平和の春を呼び込む」に書面で祝賀メッセージを送り、その中で上記の考えを伝えた。

 文前大統領は「韓半島情勢は一層悪化しており、軍事的緊張が高まる現実を懸念している」「対立が激しくなる不安定な国際情勢もあり、危機の強度がこれまで以上に高い」との見方を示した。

 さらに「このような状況が続けば、平和が破壊されて軍事衝突をあおり、国民の生命も、安全も、経済も取り返しがつかない危険な状況に陥るかもしれない」「こんな時こそ忍耐を持ち続け、対話を通じて平和を見いだす努力が重要だ」とも訴えた。

 文前大統領は「南と北、米国は共に対話復元の努力を傾けるべきだ」「手遅れになる前に南と北、国際社会が共に対話復元と緊張の解消、平和の道へと1日も早く進むことを願う」とも付け加えた。

チェ・スヨン記者

朝鮮日報日本語版 2023/04/28 07:17
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/04/28/2023042880001.html

※関連ソース
エプロンをつけた本屋社長の文前大統領、「若芽を差し上げる」SNSでコミュニケーションもスタート
https://japanese.joins.com/JArticle/303730
https://japanese.joins.com/upload/images/2023/04/20230427113025-1.jpg