【世宗聯合ニュース】韓国の関税庁が28日発表した統計によると、1~3月期の乗用車輸出額は前年同期比41.1%増の154億2000万ドル(約2兆770億円)で、四半期ベースで過去最高を記録した。車載半導体不足が和らぐ中、特にエコカーの輸出が大きく伸びている。

 乗用車輸出を国別にみると、米国(前年同期比51.5%増)、カナダ(55.3%増)、オーストラリア(16.6%増)、英国(3.4%増)、ドイツ(86.9%増)、イスラエル(48.9%増)、サウジアラビア(84.9%増)向けが増えた。その一方で、ベトナム(16.3%減)やチリ(39.3%減)、南アフリカ共和国(31.3%減)への輸出は減少した。

 電気自動車(EV)などエコカーの輸出額は60億4000万ドルで、68.4%増加した。四半期別では過去最高の輸出額で、乗用車全体に占める割合も39.2%と過去最大となった。米国(83.1%増)やドイツ(90.4%増)、カナダ(136.4%増)、フランス(42.1%増)、イスラエル(104.9%増)などへの輸出が大幅に増えた。

 乗用車の輸出台数は68万台で前年同期比31.1%増加した。1台当たりの輸出額は2万2578ドルで、前年同期より7.6%高い。エコカーの輸出単価は8.5%上がり3万1590ドルと、過去最高を記録した。

 1~3月期の乗用車輸入額は前年同期比24.6%増の37億ドルだった。輸入台数は14.2%増の8万台。エコカーの輸入額が34.3%増の18億1000万ドルで、乗用車全体の48.3%を占めた。乗用車1台当たりの輸入額は4万8924ドルと、9.2%上昇した。

聯合ニュース 2023.04.28 14:30
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