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(台北中央社)俳優の川口春奈が交通部(交通省)観光局の日本向け観光イメージキャラクターに就任し、9日台北市内のホテルで開かれた記者会見に出席した。
川口は約5日間にわたり台湾でPR動画などの撮影を行う。
台湾での撮影に対し「新しい台湾の魅力をいろいろな場所で発見できると思うので、とても楽しみでわくわくしています」と笑顔を見せた。

川口の訪台は2回目。前回も仕事での訪問だったが、食べ物のおいしさや活気、目にする景色の真新しさにわくわくしていたという。
「台湾は食べ物もおいしいですし、人も皆さん優しくて、エリアによっていろいろな表情が見られる素敵な街だと思います。
そんな街をPRさせていただけることを大変うれしく思っています」と就任の喜びを語った。
台湾には到着したばかりだったが、記者会見の前に早速、飲食店のガイド本「ミシュランガイド」で三つ星を獲得したホテル内のレストランで料理に舌鼓を打ったと明かした。

観光局の林信任副局長によれば、川口は昨年の日本でのCM起用数が1位となり、「CM女王」に輝いている他、
観光局がターゲットとする20~39歳女性に対して大きな影響力を持ち、親しみやすいイメージも観光キャラクターの条件と合致していることから白羽の矢を立てた。
撮影期間中、川口は北部や中部、南部の各地を巡り、ストリートグルメやミシュラングルメ、サイクリング、文化体験などを楽しむ予定だという。

林氏は「日本は新型コロナウイルス後の観光において非常に重要な市場」だと言及。
2019年の訪台日本人客数は216万人を超え、中国大陸に次ぐ多さだったことに触れた上で、今年の国・地域別の訪台客数では韓国が日本を上回って1位になっているとし、
日本人客の伸びが緩やかになっている理由に日本におけるコロナ関連の行動制限緩和の遅れや海外旅行に対する保守的な姿勢を挙げた。
川口の影響力やPR動画、ユーチューブを通じて日本向けの誘致を進めていくとし、「今年下半期の日本市場における発展には自信を持っている」と強調した。

川口は「台湾と日本は距離的にもすごく近くて行きやすい場所。
ぜひとも皆さん、気軽に旅行に訪れていただきたいと思っています」と訪台を呼び掛けた。

川口を起用した新たなPRイメージ動画は日本で7月に公開予定。テレビCMや屋外電子看板、ソーシャルメディア、駅広告などで流される。
川口個人のユーチューブチャンネルを用いたPRの他、東京都内の商業施設での台湾体験イベントなども予定しているという。

(名切千絵)
フォーカス台湾 2023/05/09 19:25:01
https://japan.focustaiwan.tw/travel/202305090008