【ワシントン時事】米ホワイトハウスは14日、バイデン大統領が18日に岸田文雄首相と広島市で会談すると発表した。

バイデン氏は19~21日に同市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に先立ち、議長を務める岸田氏と議論の方向性を擦り合わせる。

サミットでは、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援継続や、インド太平洋地域で覇権主義的行動を強める中国への対処が中心的な議題になる。中ロに対抗するため、日米がG7の揺るぎない結束を主導したい考えだ。

これに関し、松野博一官房長官は15日の記者会見で、サミットに合わせて韓国の尹錫悦大統領を加えた日米韓首脳会談を開催することを発表。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の強い意志を力強く世界に示したい」と強調した。

バイデン氏は岸田氏と、半導体など戦略物資のサプライチェーン(供給網)の「脱中国依存」に向けて協議。核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、完全な非核化に向けた連携を申し合わせる。 

時事通信 2023年05月15日11時59分
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