[上海 15日 ロイター] - 中国の公式統計によると、海外投資家は4月に中国国内債券の売却を再開した。3月は小幅な買い越しとなっていたが、金利差拡大で資金流入が縮小した。

中国人民銀行(中央銀行)上海本店によると、海外投資家は中国の銀行間市場で取引される人民元建て債券を4月末時点で3兆1700億元(4586億2000万ドル)保有。
保有高は3月末の3兆2100億元から減少した。

3月は100億元の買い越しとなっていた。

国内投資家の間では、中国当局が景気回復を下支えするため、利下げなど新たな金融緩和を行うのではないかとの見方が浮上している。

野村の中国担当チーフエコノミスト、陸挺氏は「米連邦準備理事会(FRB)は年内の利下げに意欲を示していない。中国の政策金利引き下げで米国との金利差が拡大し、元安と資本流出が進む可能性がある」と述べた。

《後略》

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海外投資家、中国債の売却再開 金利差拡大で
ロイター|2023年5月15日7:53 午後
https://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN2X60SD