タイで中国人ビジネスマンが20カ所以上を刺されて死亡する事件が起きた。中国メディアの極目新聞が現地メディアの報道を引用して伝えた。

報道によると、16日午後1時ごろ、タイ・トラン県のリゾート地の一室で外国人男性の遺体が発見された。死亡したのは現地でゴムや木材の貿易業を営む43歳の中国人ビジネスマン。既婚者で妻はタイ人、子どもが3人いるという。

発見当時、男性はタオル1枚を巻いた状態でバスルームにうつぶせで倒れており、周囲には血痕が残されていた。刃物によるとみられる傷が全身20カ所以上にあり、致命傷となった傷は心臓に到達していた。警察の調べによると、死後少なくとも12時間が経過していたという。

現場となった部屋からは、ビールの空き缶7本やたばこなどが見つかった一方、男性が生前使用していた眼鏡や腕時計、携帯電話、乗ってきた自動車などがなくなっていた。現地メディアの報道によると、男性は妻とは別のタイ人女性と一緒にチェックインしていたという。

警察は容疑者が複数いる可能性もあり、犯行後に男性の車で現場から逃走したと見て調べを進めているという。(翻訳・編集/北田)

Record China 2023年5月17日(水) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b914171-s25-c30-d0052.html