香港(CNN)  中国のお笑い芸人が、人民解放軍を形容するスローガンをお笑いのネタに使ったことをとがめられ、所属する芸能会社が多額の罰金を命じられた。

中国政府が社会環境に対する検閲を厳格化させ、一線を越えたと見なされた芸能人が重いつけを負わされる中で、今回の出来事はお笑い芸人がデリケートな綱渡りを強いられている現実を見せつけた。

お笑い芸人の李昊石(芸名ハウス)さんは13日に北京市内の劇場で行った公演で、中国人民解放軍に関係するフレーズを使ったことから当局に目を付けられた。

李さんの公演は全て中止になり、所属する大手芸能会社は謝罪文を発表した。

北京市文化観光局は17日、同社の子会社に対して米ドル換算で191万ドル(約2億6000万円)相当の罰金を命じ、「不正利益」(李さんが先の週末に行った2回の公演に関係すると思われる)として18万9000ドル相当を没収した。

同社の北京での公演は無期限で中止となった。

北京警察は同日夕、李さんの公演は軍に対する「重大な侮辱」であり、「社会的悪影響」を引き起こしたとして、李さんに対する捜査に乗り出したことを明らかにした。

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軍のスローガンをネタにしたお笑い芸人、所属会社に2億円超の罰金 中国
CNN|2023.05.18 Thu posted at 18:00 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35203998.html