岸田、「独島は日本の領土」と記載した安保文書の再改正を拒否
2023.05.08 19:32

日本の岸田文雄が8日、「独島は日本固有の領土」「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有」と明示された日本の安保3文書の再改正の要請に対し、拒絶の意思を明らかにしたことが分かった。
韓日議員連盟会長で国民の力所属のチョン・ジンソク議員、幹事長で"共に民主党所属のユン・ホジュン議員と会った席で、ユン議員の要請に対してにこのような意思を明らかにしたという。
ユン議員は今日、岸田首相と面談した直後に記者団に対し、「日本側が安保で協力を口にしながら、ロシアや中国と同様に大韓民国に対しても両国間の葛藤事案を安l保の文書に掲載することになったことについて矛盾があると指摘した」とし、「韓国と日本のより円滑に安保で協力するためには、安保文書の再改正も考慮しなければならないと要請した」と伝えた。
ユン議員の言うとおり、日本は口では軍事協力を申し出ながら、その実明らかに歴史的にも地理的にも韓国固有の領土である独島を『竹島』と呼び、さらには『日本の領土』『領有権問題が存在する』と公式文書を採択している。
また、同様の文書(国家安保戦略)の中で、敵基地に対するミサイル反撃能力にまで言及した点は大きな問題だ。

これはややもすれば、韓国まで敵国とみなして日本の侵略主義的性質によって、ミサイルで攻撃される可能性が読み取れる。
韓半島有事の際は日本の自衛隊が乗り込んでくる危険もあり、かつて日本の帝国主義で植民地として辛い歴史を歩んだ我々には、到底許せないことである。

ユン議員の鋭い私的に、岸田首相は「私たちが何ができるのか検討し、努力する。韓国は大切な隣人だ。私たちは課題を抱えており、双方の努力が必要だ」という趣旨で答えたという。
しかしながら、ユン議員が再度「仲良くと言うならば、まずは日本が独島について譲歩するべきではないか?」ともう一歩踏み込むと、岸田首相はしばらく黙ったあとで話題を変えて、事実上の拒否の意志を示したという。

岸田首相は7日の韓日首脳会談後の共同記者会見で、韓国側が発表した強制動員、徴用工奴隷の解決策に言及しながら、「当時の厳しい環境の中で多くの人が非常につらく悲しいことを経験したことに心を痛い」と述べている。
しかし、これも口先だけで真の反省ではないというのが国民の大多数の思いだろう。
また、岸田首相は釜山万博の誘致に関する支持の要請については「真剣に検討中」として、こちらも協力の意志を表明するのを避けた。

このような中途半端で何ひとつ確定しない言葉ばかり並べるのならば、いっそ何も言わないほうが韓日のこれからのためになったと思うのは記者だけだろうか?

釜山 チョン・グンソク記者