2023年5月23日、中国メディアの南方都市報は、台湾で父親から巨額の遺産を相続したばかりの18歳の大学生が転落死し、地政士(日本の司法書士に相当)親子が殺人容疑で検察から取り調べを受けたと報じた。

記事によると、台湾・台中市で19日、死亡した大学生の母親が記者会見を行った。母親が依頼した弁護士は「死亡した大学生は父親が5月1日に死去したことで、約5億台湾ドルの価値を持つ不動産物件30件数を相続することになった。その不動産処理を担当した地政士の夏(シア)という男が同4日、不動産処理計画の一環と称して大学生に結婚登記をさせた。そして登記から2時間後に、大学生は高所より転落死した」と説明した。

また、母親は「息子は18歳で、大学に入ったばかりだった。明るい性格で、親子の中は良かった。息子が自殺したとは到底思えない」と語り、すでに弁護士に対し、男を遺産目的の殺人の疑いで告発するよう依頼したことを明らかにした。

台中地方検察署は22日午前に男を呼び出して取り調べを行い、その際に男と同じく地政士である父親がメディアの前に初めて姿を見せた。男はメディアの問い掛けに一切答えず、無表情のまま検察署に入っていったという。(翻訳・編集/川尻)

Record China 2023年5月23日(火) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b914473-s25-c30-d0193.html
https://d32xtqhs6m4dwf.cloudfront.net/newRc/m1200/20230523/f19516fa0ecb4d15958b8a9e040fb84b.jpg