韓国は国家戦略技術のうち、量子コンピューティング分野で論文数25位、量子通信は18位と遅れをとっていることが分かった。
次世代原子力技術として育成中の小型モジュール原子炉(SMR)も論文と特許が世界10位レベルであることが分かった。

韓国研究財団は5日、「国家戦略技術分野のグローバル上位論文・特許分析」報告書を発表し、このように明らかにした。
当該報告書URL(ハングル):https://www.nrf.re.kr/cms/board/library/view?menu_no=419&o_menu_no=&page=&nts_no=198864&nts_cat=&search_type=NTS_TITLE&search_keyword=&nts_cat=

報告書には、12大国家戦略技術分野のうち、半導体、ディスプレイ、二次電池、先端モビリティ、次世代原子力、先端バイオ、水素、量子など8分野の重点技術27件の最近10年間の論文件数と被引用回数、特許件数などを分析した内容が盛り込まれた。

量子分野を見ると、量子コンピューティングと量子通信は米国が最も進んでいる中、中国は量子センシング分野で1位を記録したことが分かった。

韓国は量子コンピューティング分野で論文25位、特許8位(77件)にとどまり、新興分野である量子通信と量子センシング分野は、LGとサムスンなどの企業の特許発表以外、特に成果がないことが分かった。

一方、量子コンピューティングの特許分野において日本は309件で4位になっている。

SMRと先進原子力システムおよび廃棄物管理分野では、論文数と特許ともに米国が先行する中、中国、ドイツ、英国、日本などが研究を続けていることが分かった。

韓国は韓国科学技術院(KAIST)、ソウル大学校、韓国原子力研究院などが主要研究機関として挙げられたが、世界ランキングでは低くなったと報告書は指摘した。

《中略》

報告書は量子分野については、「韓国は追撃型人材育成と研究投資戦略を実施しているが、まず国内の専門人材の確保と挑戦的な研究強化を基盤に海外協力基盤を構築する必要がある」と指摘した。

また、SMR分野では「SMR技術は2012年に小型原子炉SMARTを開発し、標準設計認可を取得して輸出のための基盤と源泉技術を確保した」としながらも「SMRの放射性廃棄物処理研究などはまだ不十分だ」と提言した。

全文はソース元でご覧ください
韓国の量子コンピュータ分野論文数で世界25位
コリア•エコノミクス|2023年6月5日
https://korea-economics.jp/posts/23060501/