ヒョンデの「グレンジャー ヘリテージシリーズ コンセプト」が色々ヤバイ
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■ヒョンデがグレンジャーを再解釈したEVコンセプトモデルを公開
■グレンジャーは2代目デボネアのノックダウン生産車だ
■当時のニュアンスをキャッチアップしながら現代的にアレンジされている

ヒョンデがリビルト&カスタムしたのは三菱の兄弟車!
 ここのところ新たなフォルム、スタイリングが軒並みカッコいいヒョンデですが、少し前に発表していたコンセプトカーというか、
レストモッドモデルには目を奪われた方も少なくないのではないでしょうか。
いうまでもなく、レストモッドは旧いクルマを再解釈して現代の技術でもってリビルト&カスタムをしたもの。
ヒョンデが選んだのは、発売から35周年を迎えたフラッグシップモデル「グレンジャー」で、
EVを前提とした再解釈を加え、スタイリッシュなコンセプトモデルとして仕立て上げたのでした!

 と、ここまで書いて「ムム!」となったのは、脳内に漂った猛烈なデジャブー(既視感)。ボクシーなフォルムや、
オールドスクール感たっぷりなシックスライト、あるいは水族館の窓みたいなプレスドアなどなど、
見れば見るほどイメージが具現化していき、ついに思い出しました。
「不人気車ランキングで不動のセンター」的に扱われることの多い、三菱デボネアそのものではありませんか! 
と言いつつ、ヒョンデ(当時はヒュンダイ)・グレンジャーが2代目デボネアのノックダウン生産車だったことは良く知られた事実であります。

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 グレンジャーは当初2リッターエンジンを搭載して発売されましたが、すぐさま三菱のV6を搭載したモデルを追加。
その結果、韓国内でトップの販売台数となるなど人気街道まっしぐら。
これに気をよくしたのは当然で、三菱自動車が3代目デボネアを開発すると、ヒョンデはすぐさま2代目グレンジャーとして再びノックダウン生産を開始。
これまた売れに売れて、屋台骨を支え続けたといっても過言ではないようです。
そんなモデルですから、ヒョンデにとってはノックダウンだろうと、なんだろうと思い出深いレジェンダリーモデルに違いありません。
35周年を祝いたくなるのも、再解釈したくなるのも当然といえば当然。むしろ、三菱自動車は応援してあげてもいいくらいでしょう。

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インテリアには抜群にセンスのいい再解釈がずらり
 それにしても、デボネアの旧弊なスタイルがこれほどオシャレに仕上がるとは三菱だって夢にも思わなかったに違いありません。
オリジンが持つスクエアな基調は、パラメトリックピクセルという細かなLEDライトの集合体で再び強調されています。
グリルのメッシュもLEDとスケールを合わせるなど、ディテールにも手抜かりはありません。
もっとも、これはライトが点灯しているから映えるわけで、点いていなければシルエットはグレンジャー=デボネアのまま。
コンセプトカーマジック的なところですから、好みのわかれるところかと。
ー後略ー

全文はソースから
2023年6月18日 13:00 TEXT: 石橋 寛
https://www.webcartop.jp/2023/06/1133941/