日本政府観光局が21日発表した5月の訪日外国人客数(推計値)は189万8900人だった。コロナ禍前の2019年5月(277万3091人)比68・5%の水準で、昨秋に水際対策を大幅緩和して以降の回復基調が継続している。

 国・地域別では、韓国が最も多く51万5700人と全体の約3分の1を占めた。韓国と日本を結ぶ直行便の数が回復していることが追い風となり、19年5月比でも85・5%まで戻った。台湾(30万3300人)、米国(18万3400人)、香港(15万4400人)と続いた。

 コロナ禍前に全体の3割を占めた中国は13万4400人で、19年5月比で17・8%の水準にとどまった。日本側の水際措置が撤廃され直行便の数も戻りつつあるものの、中国政府が引き続き日本行きの海外旅行商品の販売を禁止していることが響いている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6377e5602c7bd704728ec9c2aba37632e7acc396