日本国際貿易促進協会は25日までに、会長の河野洋平元衆院議長を団長とする代表団が7月3~6日の日程で中国を訪問すると明らかにした。日中関係筋によると、北京で習近平指導部メンバーとの面会を調整している。沖縄県の玉城デニー知事も代表団の一員として訪中し、沖縄県が友好関係を結ぶ福建省を北京の後に個別に訪問する予定だ。

代表団の訪中は2019年4月以来。日中平和友好条約締結から今年で45周年の節目となるのを踏まえ、経済交流を通じて関係安定化につなげる狙い。中国当局による邦人男性拘束や東京電力福島第1原発処理水の海洋放出計画を巡り、日中関係はぎくしゃくしている。

日本国際貿易促進協会は中国との友好促進や経済関係強化を目的に活動する日中友好7団体の一つ。新型コロナウイルスの流行前は日本の大手企業役員らを中心に代表団をつくり訪中していた。(共同)

産経新聞 2023/6/25 14:22
https://www.sankei.com/article/20230625-2LJMXZWV5ZIBRM7XUD55FMQAG4/