韓国の公共放送KBS(韓国放送公社)の南永振(ナム・ヨンジン)理事長が公用クレジットカードを不正に使用したと疑われる状況が確認されたとして、労組が辞任を要求した。

【参考画像】チャジャン麺(ジャージャー麺)
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 KBS労働組合は12日、緊急声明を通じ、南理事長が2021年から今年まで、年末と年初にある農業法人から未確認の商品数百万ウォン相当を公用クレジットカード購入していたほか、同じ地域の別の業者からも数十万ウォン相当の品目不明の商品を購入していたと指摘した。

 その上で、購入先の業者は南理事長の実家(忠清北道永同郡)からわずか数キロ離れた場所に位置しており、同じ地域への支出が繰り返されていることから不正使用の疑いを持たざるを得ないとした。

 また、南理事長が同じ期間に公用クレジットカードを使い、中華料理店で数回にわたり、食事1回当たり150万~300万ウォン(約16万~32万円)もの食事代を支出したとし、「チャジャン麺(韓国式の炸醤麺)430杯に相当する会社資金が1日で支出されたことは赤字と財政危機に直面する状況で非常に不適切だ」と指摘した。

 その上で、「南理事長は既に受信料分離徴収という大きな危機を呼び、公共放送の死を促した責任で辞任して当たり前だ」とし、「カード関連疑惑を明らかにし辞任せよ」と要求した。

 南理事長は、労組が主張した「品目不明の商品」は全て「干し柿」だと説明した。

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朝鮮日報 2023/07/13 16:40
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