中国メディアによると、中国のSNS上にこのほど、江蘇省南京市の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)」について、サンダル履きでの入館は禁止されているので、訪れる際は身なりに注意するよう呼び掛ける動画が投稿された。

中国メディアは、同館関係者のコメントとして、肌の露出の多い服装やビーチサンダルなどの着用を避け、色は黒白グレーが好ましく、入館時にスタッフによる厳格な検査があり、厳粛な場面では厳粛さが求められるなどと伝えている。

同館の公式サイト(日本語版)によると、南京大虐殺事件とは、1937年12月13日に旧日本軍が南京を占領した後、公然と国際条約に違反し、武器を放棄した中国人兵士と一般大衆を無差別に虐殺した事件のこと。

同館はトウ小平氏の支持の下で建立され、1985年8月15日に開館された。南京大虐殺事件、旧日本軍の慰安婦制度、中国人民抗日戦争の勝利などの歴史を常設展示している。2014年12月13日からは南京大虐殺犠牲者国家公祭儀式を行う場所に指定された。(翻訳・編集/柳川)

Record China 2023年7月17日(月) 12時20分
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