2023年7月19日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「旅行で訪れる日本と実際に住んでみる日本は違う」と題する投稿があり、注目を集めている。

投稿者は自身について「若い頃に頻繁に日本を旅行し、40歳を過ぎて実際に居住することになり、東京に住んで1年がたった」と説明。
その上で「旅行中に感じた日本と実際に住んで感じる日本は全く違う」としていくつかの点を挙げている。

1つ目は「のんびりだけど共に生きる社会」。

投稿者はまず、以前の日本の印象について「区役所に行くと、番号札を配ってくれる人、窓口に案内してくれる人、書類を準備してくれる人とたくさんの人が働いているにもかかわらず、手続き完了までに時間がかかり、もどかしかった。
住民登録なら10分もかからないわが国が誇らしく、『日本は効率が悪い』と冷笑混じりの視線を向け、新幹線の乗車券を買うための行列を見た時には『デジタル後進国だ』と皮肉を言っていた」と説明している。

しかし実際に住んでからは「遅くてもみんなが理解し待ってあげることでいくつもの職が守られており、社会基盤が急激に崩れることがない。たとえ彼らの働くポジションが良質な素晴らしい職業でないとしても、その職業さえもが尊重され、認められる社会に見える」との考えに変わったという。

2つ目は「人への配慮、そして強要される配慮」。投稿者は「エレベーターを降りる時に一番前の人が『開』ボタンを押してくれる、運転中に車線変更のためウインカーを出すとスピードを落としてくれる、公共交通機関を利用する障害者に対してイライラせず優しい、外のトイレをきれい使う…。
日本で1年以上暮らす中で感嘆したことだ。
韓国の文化で暮らすのも不便はなかったが、日本で初めて誰かのために最後にエレベーターを降りてみたら、プラスの影響力が広がっていくようで気分が良かった。ただ悪い面もあり、こうした同調圧力により自分の小さなミスが周囲から白い目で見られることがある。これは韓国人にとって耐え難い最悪の文化であることは否定できない」としている。

3つ目は「全般的に放っておいてもうまく回る社会システム」。
これについては「流通競争が激しく、企業が国民の目をかなり気にするため、地方でもハイシーズンのぼったくりがない。どんなに廃れた店でも料理やサービスが見掛け倒しであるケースが少ない。最近、韓国のとある市がぼったくり問題で謝罪したが、日本はどの観光地に行っても気分を害されることがほぼない。この先進観光文化は韓国にも早く定着してほしい」としている。

4つ目は「過剰と感じるほどの安全意識」。

《中略》

最後に投稿者は「これ以外にもたくさんあるが書き切れない。日本の良い面ばかりを見すぎだろうか?もちろん不便なことや理解できないことも多いが、大きな不満はない」とし、「韓国もいまや先進国の仲間入りを果たしただけに、外国人にとって見習うべきところの多い素晴らしい国に成長してほしい」とつづっている。

この投稿を見た他のネットユーザーからは
「旅行でしか行ったことないけど全部理解できる。特に安全意識は見習うべき」
「過剰な安全意識だけは本当にうらやましい」
「のんびり、気遣いを忘れない日本人の姿を見て『韓国では信じられない!』と驚いた。ただ、せっかちな人が住むには地獄(笑)」
「共感する!区役所だけは毎回イライラするけどね」
「若い時は分からなかったけど、歳を重ねると日本は『お年寄りが住みやすい国』『子どもを育てるのに最適な国』なんだと気づいた」
などの声が寄せられている。

(翻訳・編集/堂本)

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旅行で訪れる日本と実際に住んでみる日本は全然違った!韓国ネットユーザーの体験談が話題に
Record Korea |2023年7月22日(土) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b917514-s39-c60-d0191.html