【07月25日 KOREA WAVE】韓国の青年雇用率が好調に推移する一方で、雇用の質が低下している。今年6月に副業を持つ30代未満の青年は14万2000人と5年前より60%近く増加。一つの仕事では満足できず、勤労時間36時間未満の青年で追加の仕事を希望する「不完全就業者」も増えている。

統計庁のマイクロデータを分析した結果によると、6月時点で副業をした15〜29歳の青年層は6万1000人で昨年6月(4万6000人)より32.0%増加した。5年前の2018年同期と比べると66.8%の増加だ。

年齢を30代未満に拡大しても傾向は同じで、副業のある15〜39歳は計14万2000人。11万9200人だった昨年より18.7%増加し、8万人台だった5年前と比べると59.1%増えた。

6月の15〜29歳の青年雇用率は47.0%で同月としては歴代2位、失業率も6.3%で2番目に低く、数値としては堅調だ。

しかし、実際のところ青年たちは満足できる働き口を見つけられず、就業時間が36時間未満で副業を求める人が増えている。6月の15〜29歳の追加就職希望者は13万7000人で昨年より8.7%増えた。

梨花(イファ)女子大学経済学部のソク・ビョンフン教授は「表に見える雇用率は悪くないが、雇用の質が良くない。造船業など一部業種は青年たちを必要としているが、青年たちが望む働き口はソウルに集中していてミスマッチが発生している」と話した。

news1/KOREA WAVE/AFPBB News 2023年7月25日 8:00 
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