[北京 29日 ロイター] - 中国の何立峰副首相は29日、同国を訪問しているルメール仏経済・財務相に対し、
欧州連合(EU)と中国の関係を安定させる上でフランスの役割に期待を表明した。
釣魚台迎賓館で行われた「仏中経済金融ハイレベル対話」で述べた。

中国は金融などの伝統的な分野だけでなく、科学や技術革新でもフランスとの協力を深める意思があると語った。

会議の冒頭、何氏は「中国とEUの友好的協力の基調をフランスが安定させることが期待される」と述べた。

会議に先立ち、ルメール氏は「両国の経済・金融運営を強化する期限を2024年末とする」ことを提案。

両国が協力すべき3つの課題として、GX(グリーントランジション)、バリューチェーンの再編成、技術革命を挙げた。
銀行、原子力、化粧品、農業分野での仏企業の市場アクセス問題も提起した。

「フランスと中国の経済・金融協力の拡大・深化を考えることは必要不可欠だ。
中国からフランス領土への大規模な新規投資を歓迎したい」と語った。

会議後の記者会見でルメール氏は、化粧品、航空宇宙、食品・飲料、
金融の各分野で仏中関係に重要な進展があったと説明した。

中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の高速通信規格「5G」の免許を
一部の都市で延長するフランスの決定を中国側が高く評価したと明らかにした。

何氏は過去100年間見られなかった「不安定で不確実な状況」に向かって世界が加速しているとし、
中仏対話は「両国が協力して課題に対処し、不確実な世界に安定をもたらすという前向きなシグナル」になったと評価した。

2023年7月30日5:27 午後
https://jp.reuters.com/article/china-france-trade-idJPKBN2ZA02W

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