Record China 2023年8月10日(木) 22時0分
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サッカー元中国代表FWの楊旭(ヤン・シュー)氏は10日、日本を訪れている中国のサッカークラブの子どもが涙を流して
日本をうらやましがったと報告した。

楊氏は今月初め、自身が指導する少年サッカークラブ・上海朝日FCを引率して来日。日本のクラブと交流試合などを行っている。

そうした中、楊氏は10日に中国のSNS・微博(ウェイボー)で「私は今日、朝日FCの2人のメンバーに感動した」と報告。
試合の合間の休憩中に2人が涙をぬぐっていたため「ホームシックになったの?」と尋ねたところ、
2人は「こんなに素晴らしいサッカー環境がある日本の子がうらやましい。もし自分も毎日、毎週末練習できれば負けることはない。
でも、自分たちには宿題が山ほどある」と嘆いたという。

中国では子どものうちから膨大な量の宿題が出されることが珍しくなく、子どもや保護者の負担になっているとも言われる。
2021年には政府が「宿題等の負担軽減に関する意見」を発したことが話題になった。

楊氏は投稿のコメント欄で「どのようにすれば子どもたちに楽しくサッカーをさせられるだろうか」とつづっており、
ネットユーザーからは
「道のりは長いね」
「宿題多過ぎ、塾多過ぎ、コネ多過ぎ。どうやって子どもたちに安心してサッカーをさせられるか」
「サッカーのことを言っているようで、サッカーのことではないことを言っているようにも聞こえる」
「われわれの子どもたちは生まれた時から競争が始まっている。すべては受験のため」
「社会体制が全く違うからね。(中国は)変えようがない」
「いつの日か、われわれも義務教育段階で全国大会が開けるようになると良いね」
といったコメントが寄せられた。

また、
「中国国内のサッカー環境は駄目だ。スーパーリーグにはビジネス的価値がなく、サッカーは本当の意味でプロになり切れていない。仕方がないよ。
君たちには君たちの人生がある。金を稼いで家族を養わないといけない。生活とはそういうもの。
自分の趣味で生活していけるのは人生で最もうれしいことだけど、そんなことができる人なんてほんの一握りさ」
との声にも多くの共感が集まっている。(翻訳・編集/北田)

https://www.recordchina.co.jp/b918679-s25-c50-d0052.html