0001仮面ウニダー ★
2023/08/12(土) 15:08:52.28ID:9oEDGSE4民主化は韓国に住む人々の力だけで成し遂げたものではない。その裏には民主化運動の先頭に立った在外コリアンたちの存在があった。
屈曲した現代史の影響で日本に留まることになった在日コリアンたちの献身は、韓国の民主化にとくに決定的な影響を与えた。
そして、その中心になったのが在日コリアンの団体「在日韓国民主統一連合」(韓統連)だった。
独裁政権は日本の市民社会と連帯して韓国の民主化運動を国際的に知らせた韓統連を目の敵にしており、
事あるごとに彼らをスパイに仕立て上げたうえ、「反国家団体」という汚名まで着せた。
韓国社会が形式的にでも民主化を成し遂げたのだから、韓統連が弾圧された話は「遠い昔の話」と思われるかもしれないが、
韓統連は依然として国家保安法上の反国家団体と規定されている。
スパイ疑惑の捏造など過去の公安勢力が行った工作の実体が明らかになったにもかかわらず、
韓統連に着せられた汚名はいまだそそがれていない。韓国国籍であるにもかかわらず、韓統連のメンバーたちはパスポートを発行してもらえず、
故国を自由に行き来することもできない。
2012年から在外国民の投票権が認められたが、パスポートのない韓統連メンバーたちは投票もできない。
『野蛮の時間』は韓統連を深く取材してきたキム・ジョンチョル元ハンギョレ記者が「反国家団体作りの犠牲になった韓統連の50年」
(副題)に照明を当てた本だ。
民団(在日本大韓民国民団)の改革派として祖国の民主化と統一の先頭に立った在日コリアンたちの献身、
彼らをスパイと反国家団体に仕立て上げた公安勢力の企み、民主化以後も解決されなかった課題などを立体的に取り上げている。
1973年8月15日、「韓国民主回復統一促進国民会議」(韓民統)日本本部としてスタートした韓統連は、今年で発足50周年を迎える。
解放直後の在日コリアン社会は、韓国支持者は民団、北朝鮮支持者は総連に分裂していた。
民団は発足初期、自律的かつ民主的に運営され、李承晩(イ・スンマン)政権の「棄民政策」(在日コリアンを放置した政策)を批判するなど、
本国政府や駐日韓国公館からも独立性を保っていたが、4・19民主革命と5・16軍事クーデターを経て
朴正煕(パク・チョンヒ)政権に従属する道に進んだ。
金載華(キム・ジェファ)、郭東儀(クァク・トンイ)、裴東湖 (ペ・ドンホ)など改革派が反発したが、
朴正煕政権は選挙にまで介入して民団を掌握し、改革派の人々を「北朝鮮や総連と取り引きする不純な勢力」に仕立て上げ追い出した。
改革派は維新クーデター以降、朴正煕政権に追われ亡命生活を送っていた政治家、金大中(キム・デジュン)と連携し、
1973年に韓統連の前身である韓民統を発足させた。弾圧の口実を与えてはならないという金大中の意見を受け入れ、
韓民統は総連と距離を置き、統一事業より韓国の民主化運動を優先する「先民主化、後統一」路線を選んだ。
韓民統の発足を目前に控え、朴正煕政権は「金大中拉致事件」を起こし、彼を救出するための韓民統の全面的な努力は
日本の市民社会を動かしたのに続き、韓国民主化運動に世界の注目を集めるのに成功した。
国内の反対勢力を鎮圧した朴正煕政権にとって、韓民統が主導した「民主化運動の国際化」は大きな負担だった。
ー後略ー
全文はソースから
8/12(土) 9:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb70b71714a51a1ec8b1588fccfa0974ef0a088e