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「関東大震災時には、官憲、被災者や周辺住民による殺傷行為が多数発生した。
武器を持った多数者が非武装の少数者に暴行を加えたあげくに殺害するという虐殺という表現が妥当する例が多かった。
殺傷の対象となったのは、朝鮮人が最も多かったが、中国人、内地人も少なからず被害にあった。
加害者の形態は官憲によるものから官憲が保護している被害者を官憲の抵抗を排除して民間人が殺害したものまで多様である。
また、横浜を中心に武器を携え、あるいは武力行使の威嚇を伴う略奪も行われた。
殺傷事件による犠牲者の正確な数は掴めないが、震災による死者数の1~数パーセントにあたり、人的損失の原因として軽視できない。」

内閣府 中央防災会議「報告書(1923 関東大震災第2編) 第2節 殺傷事件の発生」平成20年3月


>殺傷の対象となったのは、朝鮮人が最も多かったが、中国人、内地人も少なからず被害にあった。

>震災による死者数の1~数パーセントにあたり、人的損失の原因として軽視できない。